IgA腎症の治療で扁桃腺摘出のために入院しました
はじめに
IgA腎症の治療の一環で、扁桃腺摘出のために入院しました。
IgA腎症と診断されるまでの経緯は以前書いた腎生検の記事にまとめています。 今回はその続きとして、扁桃腺摘出の入院体験を記録しておこうと思います。
病院や人によってかなり差はあると思いますが、これから扁桃摘出を受ける方の参考になれば嬉しいです。
扁桃腺摘出を受けるまで
扁桃腺摘出は、IgA腎症と診断されたあと、その治療の一環として受けることになりました。
手術前には術前検査がありましたが、特に大きな問題はありませんでした。 ただ、手術の予約が埋まっていて、実際に入院するまでは数か月待つことになりました。
また、手術前に風邪を引いてしまうと延期になる可能性があると聞いていたので、その期間は少しひやひやしていました。 体調を崩さずにそのまま手術日を迎えられてよかったです。
入院1日目(術前日)
入院初日は、病棟での説明を受けたり、耳鼻科や麻酔科の先生から手術についての説明を受けたりしました。
説明としては、24時以降は食べないこと、翌朝7時以降は水分も取れないことなど、手術前の注意事項が中心でした。 口を開いたり麻酔で呼吸がなくなるので管を入れることや術後目覚めても無理に吐き出したり市内等聞きました。
あまり緊張することもなく夜もわりとよく眠れました。 気持ちとしては「痛いのは嫌だなあ」くらいで、そこまで強い不安はなかったです。
入院2日目(術後0日目)
手術当日です。 手術室は物々しい感じでとうとうやってきたか…という気持ちになりました。 麻酔をかけたらすぐに寝てしまうとは効いていたのですが「麻酔入れていきますねー」以降の記憶全くありません。すごい。 扁桃腺摘出術そのものは無事に終わったみたいです。気がついたら元のベッドの上で管とかもありません。いつの間に…。
術後3時間ほどは切除した部分から出血があるため、つばを飲み込むこともNG(お腹を壊す)なのでティッシュを使ってひたすら吐き出していました。 まあ喉の違和感がすごくて飲み込む気にもならなかったのですが…。
寝られるなら寝てて良いとの説明も受けていたので寝ようとしていたのですが、喉に血や分泌物が流れてくる感じがして寝て起きてを繰り返しているような感じでした。
夕方頃には点滴で痛み止めを入れてもらい、多少良くなったような気がします。でも全身麻酔が切れてきて痛みが酷くなってきたような気もします。
そしてそんなことをしていたからなのか痛みからなのか、割と病室が騒がしかったからか夜もまともに寝られず1, 2時間置きくらいには目が覚めてしまっていました…。
入院3日目(術後1日目)
術後1日目は、出血は止まっていて、昼ご飯からは流動食も食べることができました。 食事と水分取れるなら点滴も外せるということで外してもらいました。
食事は完食できていたので、その点ではかなり順調だったと思います。 食後は少し痛みましたが、普通に我慢して食べられる範囲でした。
一方で、37.2〜37.4℃くらいの微熱があり、首の痛みや張りがかなりつらかったです。 喉そのものの痛みだけではなく、首まわり全体がしんどい感じがありました。
また、診察でのどのむくみが割とあると言われたのですが、夜あまり寝られない原因にもなっているようでした…。
入院4日目(術後2日目)
この日も食事と水分は取れていて、出血もなく、全体としては順調なようでした。 アイスも食べたりしました。ひんやりして全然痛くなくて美味しかった…。
ただ、頭痛というよりは、全身のだるさや消耗感がかなりありました。 微熱、睡眠不足、普段より少ない水分や栄養、術後の炎症などが全部重なって、思った以上に体力を持っていかれている感じです。
喉の手術という印象が強かったのですが、実際にはちゃんと全身に負担のかかる手術なんだなと思いました。
入院5日目(術後3日目)
術後3日目の時点では、特に変わらず順調そうな感じでした。 微熱も少し収まりを見せて割とのんびり過ごしていました。
食事は全部食べられていましたし、お腹も普通に空いていました。 むしろ病院食だけだと栄養やカロリーが少ないのではと思うくらいで、補食を考える余裕も少しありました。
入院6日目(術後4日目)
このあたりから、痛みが酷くなってきました。先生や先人の言う通りに…。
飲み込む時の痛みはもちろんあるのですが、それに加えて、何もしていない時にもしみるような痛みが出てきました。 夜中にはその痛みが強くなることもありました。
また、この頃から左右差もはっきりしてきました。 耳鼻科の先生から前の診察で「片側のほうがつらくなるかもしれない」と言われていたのですが、まさにその通りという感じでした。
栄養はちゃんと取ったほうが治ると思っているので、食事は完食してましたが明らかに前日までより辛い。
入院7日目(術後5日目)
このあたりがかなりしんどかったです。
特につらかったのは深夜で、寝ても物音や痛みで2時間くらいで起きてしまいました。 しかも、起きたあとも痛みが引くまでに時間がかかるので、そのままベッドにいるのをあきらめて談話室に行ったこともありました。
水でも痛い状態は前からありましたが、この頃にかなり悪化しました。 しかも左側だけ強く痛い状態が続いていてました…。
濡らしたタオルを口元にすがるように当ててみたら、思ったよりかなり楽になってくれて以降は常備しました。 またこまめな水分補給もより意識するようになりました。
入院8日目(術後6日目)
術後6日目も、まだ痛みのピークの中にいました。
深夜の痛みと中途覚醒は相変わらずで、左側優位の痛みも続いていました。 この頃になると、乾燥の影響がかなり大きいことを実感しました。
濡れタオルで口元を湿らせたり、水分を少しずつ取ったりしながら、なんとかしのいでいた感じです。 診察で順調と言われるのは救いだったのですが、それはそれとして痛いものは痛い、という気持ちでした。
入院9日目(術後7日目)
この日は腎臓内科に転科しました。
転科して一番よかったのは、部屋が静かになったことです。 それだけでかなりほっとしました。
一方で、食事や薬が大きく変わったわけではなく、喉の痛みが急に楽になるわけでもありませんでした。 診察で「いい感じです」と言われるのは精神的にはかなり救いだったのですが、やはり本人としてはまだ普通に痛かったです。 (転科後の話はまた別の記事にしたいと思います)
入院中に助かったもの
持ち物全体としては、基本的には腎生検の時とそこまで変わりませんでした。 今回は歩けたので、腎生検の時ほど「これがないと困る」というものは少なかったです。
その中でも特に助かったものは以下です。
- タオル
- 特に痛みのピーク時に、濡らして口元に当てるとかなり楽でした
- マスク
- 乾燥対策として必須級だと思います
- 暇つぶし系
- 歩けはするとはいえ、入院中はやはり時間があります
- アイスやゼリー
- 早い段階でも比較的食べやすくて助かりました
- アイマスク
- 病棟の様子次第ですが、朝5時とかから普通に電気がついたりするので助かりました
- 睡眠用の耳栓
- 扁桃腺摘出は耳鼻科の入院になる、かつ耳鼻科だとどうしても咳等の音が出やすい環境だと思うので耳栓は可能な限り用意したほうが良いと思います
まとめ
とにかく痛い、寝られないという印象が強い扁桃腺摘出でした…。 必要なことですが結構しんどかったです。 自分の場合はロキソプロフェン等の薬が腎臓の関係で使えなかったので、このあたりの薬が使える人はもしかしたらもう少し楽なのかも…?
手術直後よりも数日経ってからのほうが痛みが強くなるというのもまた特徴的で振り回された感じです。いや説明はちゃんと受けていたんですが…。 何もしていなくてもしみるように痛かったり、深夜に何度も起きたりして、想像していたよりもしんどかったです。
一方で、ピークの間は長く感じても、少しずつちゃんと回復はしていきました。 診察で順調と言われるのを支えにしながら、痛いなりに少しずつ楽になっていった感じです。
これから扁桃腺摘出を受ける方にとって、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。